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１９９６年５月、全国で発生した病原性大腸菌Ｏ－１５７による食中毒は記憶に新しいところです。現在の消毒法のひとつとして、行政では薬品（次亜塩素酸）による処理を指導しています。しかし、殺菌消毒剤としてよく使用されている次亜塩素酸ナトリウムは

◆刺激性ガスの発生
◆トリハロメタン等の多くの有害な有機塩素化合物の発生
◆手肌の荒れの原因
◆洗浄後の野菜を噛むと「苦味」と「臭い」がする。

といった副産物があり、使用の際には十分な注意が必要となります。

一般に、貝殻の粉末には殺菌効果があることは以前から知られていましたが、ホッキ貝の焼成した粉末にはそれらの２０倍以上の強い除菌効果があることが発見されました。
その後、研究・開発が繰り返され、特殊焼成法により「FCボール」が誕生したのです。